訓練の先も、子どもたちの成長を応援し続けるために——学研教室を導入した理由
子どもたちの「学習が苦手」という困りごとは、勉強だけの問題ではないことが多いからです。
椅子に座り続けることが難しい。
文字を書くとすぐに疲れてしまう。
目で文章を追うことが苦手。
手先がうまく使えず、書くことに時間がかかる。
問題の意味を理解したり、自分の考えをことばにしたりすることが難しい。
こうした背景には、姿勢や身体の使い方、目の動き、手先の操作、感覚の特性、ことばの理解など、さまざまな要因が関係しています。
勉強ができないのではなく、まだ「学ぶための土台」が十分に整っていないこともあります。
まなびのハコでは、PT・OT・STがそれぞれの専門性を生かし、一人ひとりの身体や発達の特徴を捉えながら、その子に必要な学習の土台を整えていきます。
そして、その土台が少しずつ築かれてきた子どもたちに、学研の教材を継続的に提供することで、その先の成長も応援し続けたいと考えました。
訓練を通して「できるようになった」で終わるのではなく、身につけた力を実際の学習へとつなげ、「わかった」「解けた」「もっとやってみたい」という経験を積み重ねていく。
これが、まなびのハコに学研教室を導入した大きな理由です。
学習の時間に見えてきた困りごとは、PT・OT・STによる訓練へ。
訓練によって育ってきた力は、実際の学習へ。
専門職と学びの先生が情報を共有しながら、訓練と学習を行き来できることは、まなびのハコならではの強みです。
また、大人数の集団では集中することが難しかったり、自分のペースで取り組みにくかったりする子どももいます。
そのような子どもたちに、少人数の安心できる環境の中で、ほかの子どもたちと一緒に学習する機会を提供することも、私たちが大切にしていることの一つです。
完全な個別ではなく、かといって大きな集団でもない。
一人ひとりの特性や、その日の様子に目を配ってもらえる小集団の中で、自分の課題に取り組む。
他の子の存在を感じながら、順番を待ったり、困ったときに助けを求めたり、自分のペースを保ったりすることも、大切な学びになります。
そして、まなびのハコが目指しているのは、「療育」という枠組みだけにはまらない、子どもたちの居場所です。
診断や受給者証の有無にかかわらず、困ったときに相談できる。
学ぶことに自信をなくしたときも、その子の得意なことや小さな変化を見つけ、専門家がそばで寄り添う。
訓練を受ける場所、勉強をする場所と分けるのではなく、その子が安心して過ごし、自分らしく成長していける場所でありたいと考えています。
身体、感覚、ことば、コミュニケーション、そして学習。
それぞれを切り離すことなく、学習の土台づくりから、その先の継続的な学びまでを支えていく。
子どもたちの成長を途切れさせることなく、長く応援し続けられること。 それが、まなびのハコに学研教室がある意味です。
2026年09月24日 22:44
